②ヒト成長ホルモン注射

足りなくなってしまった成長ホルモンを補う為、｢ヒト成長ホルモン｣注射治療が始まりました。

｢ヒト成長ホルモン｣注射は、亡くなってすぐの人の脳下垂体から取り出した成長ホルモンで、日本では認められていなかった為、スウェーデンなど海外からの輸入に頼りました。

その為薬の数が足りず、女は150cm、男は155cmになったら注射を辞め、次の患者に譲る事になっていました。

治療は週3回お尻に注射しました。左右交互に打ちました。

当時はまだ注射器はガラスでしたし、針も太く痛かったです。

荒川区の病院まで、学校を早退して通院しました。

小学3年生位までは母が連れて行ってくれましたが、その後は1人で行きました。

幼稚園の時　3才年下の妹と

治療中、薬の数が足りなくなって暫く休みになったり、嫌なニュースが何度か流れてきました。

当時は子供だったので詳しくは分かりませんが、｢海外で注射の副作用で歩けなくなった｣という様な話だったと思います。

その為、今後注射を続けるかどうか？続ける場合の承諾書も書かされました。

でも注射を辞めれば、身長は120～130cmで止まってしまいますので、私の行っていた病院では、注射を辞める人はいなかったですし、辞める選択をしなかった親に感謝しています。

それから数年後、もっと怖いニュースが入ってきました。

皆より頭1個分小さい